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​令和5年8月2日

​熱中症講座 in若宮高齢者会館

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 7月20日、8月2日の2回、若宮高齢者会館にて恒例の「熱中症のミニミニ講座」を実施いたしました。

 熱中症とは、予防法を知って実践することで防ぐことができますが、死に至る可能性のある病態です。

今年は、世界的に観測史上もっとも暑い夏になるとされています。

厳重に熱中症対策をしたいものです。

 高齢者は、もともと水分が少ないうえに、汗をかきづらい、気温の上昇や喉の渇きを感じづらい、

影響のある薬の服用などの原因で熱中症になりやすいです。

 当院は高齢者の病院ですので、高齢者の重症な熱中症に遭遇します。

 知らず知らずのうちに水分欠乏型脱水が進み、高ナトリウム血症をきたしています。

 最も深刻なの高ナトリウム血症の症状は脳の機能障害で、治療しても元に戻らないこともあり、

今まで元気で暮らしてきた方がこんなことになってしまうなんて、ととても残念です。

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7月20日の講座風景

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8月2日の講座風景

 水分補給とエアコン利用、この2つで熱中症は防ぐことができます。

 喉が渇いてからではなく1日8回程度、コップ一杯の水分をとる習慣

することがよいでしょう。

​ 電解質(特にナトリウムとカリウム)が不足すると危険なので、

 真水ではなくミネラル麦茶やスポーツドリンクをとるようにして下さい。

 電解質が不足すると足がつります。

 外気温が高い場合はエアコンを付けっぱなしにした方が節電になるようです。

 公共施設「クールシェアスポット」を利用して節電することも推奨されています。

暑熱順化:暑さに慣れること、がとても大切です。

暑さに慣れて汗をうまくかき熱を発散させる能力が高まるのに2週間程度かかります。

涼しい時間を見計らって散歩をする、スポーツの講座に参加するなどして下さい。

筋力低下によって引き起こされる様々な疾患の予防にもなります。

適度な運動と、バランスの取れた食事(和食がよい)、快適な睡眠でこの夏も元気に乗り切って下さい。

元気に咲く朝顔

見事なゴーヤ

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